ちゃぷれんの広場

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10がつのコラム (2024年10月01日)

「天国のドア叩く」

京都出身のバンド「くるり(Quruli)」の『ロックンロール』という歌を何気に聴いておりましたら、ふいに次の歌詞が心に響いて来ました。

「裸足のままゆく 何も見えなくなる 振り返ることなく 天国のドア叩く」

「天国のドア叩く。」これは一体何を意味しているのでしょうか。

「天国」と聞くと、まず私たちは、大空を見上げて、空高いところをイメージするのではないでしょうか。聖書においても、天国をそのように空と星の空間として表現している部分があります。けれども、天国にはもう一つの意味があります。それは、象徴的に、神さまがおられるところ、それが「天国」であるということです。そこには、私たちの喜びがたくさん秘められています。

神さまは、単に私たちの遠くにおられるだけでなく、いつも私たちの近くにいて、私たちと一緒にいてくださっています。ですから、神さまがおられるところの天国は、私たちのすぐ近くにあるのです。

うれしい時も悲しい時も、私たちは、神さまにお祈りすることを通して、「トントン」と「天国のドア」を叩きます。その時、目に見えなくとも、神さまがおられるところ、私たちの喜びがたくさん秘められている「天国のドア」が開かれます。