ちゃぷれんの広場

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6がつのコラム (2025年06月01日)

「守ってあげたい」

松任谷由実さんの「守ってあげたい」という歌を久々に聴きました。

「守ってあげたい。あなたを苦しめるすべてのことから」

ここに「愛する」とうことの大切な意味が込められているように思います。今、あなたが苦しんでいる、その苦しみがわたしのものとして感じられるからこそ、「守ってあげたい」という気持ちになるのでしょう。

聖書には、「愛する」という言葉がたびたび出てきます。掘り下げて言えば、それは、相手の「痛みを知る」ということです。

さて、「守ってあげたい」の二番目には、次のようにあります。

「守ってあげたい。他には何一つできなくてもいい」

ここにも「愛する」という言葉の響きを感じます。「他には何一つできなくてもいい。」ただ、苦しみ、悲しみの中にあるあなたのことを守ってあげたい。それほど、あなたのことを狂おしく想っているということなのだと思います。

聖三一幼稚園では、これまでキリスト教精神に基づく保育、いわゆる「キリスト保育」を基軸として歩んで参りました。「キリスト保育」において、子どもたち一人ひとりに一番伝えたいこと、それは「あなたは神さまに愛されている」ということです。

園での生活の中で、毎日、子どもたちと一緒に、神さまに向かって「今日もわたしたちのことを守ってください」と祈ります。