4がつのコラム (2023年04月01日)
一歩を踏み出す
チャプレン 藤井 和人(ふじい かずひと)
はじめまして。この4月から聖三一幼稚園のチャプレンをさせていただくことになりました藤井和人と申します。10年ほど鉄道会社に勤めておりましたが、会社を辞めて、牧師の道を進む決断をいたしました。今年の3月に牧師を養成する神学校を卒業したばかりの駆け出しです。これから園での礼拝のご奉仕を主にさせていただくことになります。
私にとって、春は、どちらかと言えば苦手な季節です。なぜなら、それは、単に花粉症に苦しめられるということだけでなく、新しい生活が始まることに対して不安を抱く季節でもあるからです。そのような季節に、私は「はじめの一歩」という歌を思い出します。
はじめの一歩 あしたに一歩 今日から 何もかもが 新しい
これからどうなるか分からない新しい生活にたとえ不安を抱いていたとしても、それで構わない。大切なことは、それでも勇気をもって一歩を踏み出すことなのだ。この歌には、そのような意味が込められているように思います。キリスト教の信仰から言えば、それは、新しい生活に向かって、その一歩をイエスさまにおゆだねしていくということなのでしょう。
今週の聖句は「子供たちをわたしのところに来させなさい」(マルコによる福音書10章13-16節)です。「わたし」とは、イエスさまのことです。イエスさまは、いつも子どもたち一人一人をご自身のおられるところに招いておられます。このイエスさまの招きによって、園での生活の中で嬉しいときも悲しいときも、そこにいつもイエスさまが一緒にいてくださいます。この4月から新たな一歩を踏み出そうとしている子どもたち一人一人の上に、いつもイエスさまのお守りとお導きがありますように、お祈り申し上げます。
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