園長先生のコラム

5がつのコラム (2026年05月01日)

神さまはあなたのことを愛しておられる


聖三一幼稚園では、キリスト教精神に根差した保育、いわゆる「キリスト教保育」を基軸として歩んでまいりました。「キリスト教保育」を通して、子どもたちに一番伝えたいこと、それは、「神さまは、あなたのことを愛しておられる」ということです。

「愛する」とは、平たく言えば、「大切にする」ということです。相手の弱さ、脆さ、痛み、苦しみを知りつつ、その人をその人として受け容れるのです。

私たちは、日々の生活の中で、知らず知らずのうちに、否定的な思いに駆られることがあります。「自分はダメだ、相手のことを好きになれない、周囲に馴染めない、ついて行けない、人と違う自分が嫌だ、自分なんていない方がいい。」そのような否定的な思いに駆られたとしても、それでも「神さまは、あなたのことを愛しておられる。」

大津聖マリア教会の荒木太一牧師が大切なことを申しておりました。それは、否定的な思いに苦しんでいる自分と、神さまに愛されている自分との間に線を引くということです。そうすると、自分自身の中に、新たな自己肯定感が生まれます。

キリスト教保育とは、まさにこの神の愛に根差した子どもたち一人ひとりの自己肯定感を育むことにあるのだと言えます。子どもたちは、園での日々の礼拝、祈り、生活を通して、神さまから愛されていることを経験します。そこで養われる自己肯定感によって、他者への思いやりの心、他者を大切にする気持ちが育まれていきます。